先天性股関節脱臼 エコー健診のご案内

― 当院は「二次検診対応施設」です ―
(超音波検査:Graf法により、X線を使わず正確に評価できます)


予約ボタン


先天性股関節脱臼とは

出生時から生後数か月のあいだに、股関節が不安定になったり、はずれた状態になる病気です。
痛みはありませんが、見逃されると歩行開始後に跛行(足を引きずる)などの後遺症につながることがあります。

乳幼児健診での股関節チェックの項目と二次検診

通常の乳幼児健診において、股関節の問題を指摘された場合は二次検診(検査可能な施設へ紹介し精密検査)を行うことになります。
日本整形外科学会・日本小児整形外科学会の「乳幼児股関節健診の推奨項目と二次検診への紹介基準」では、以下の場合に「二次検診」(精密検査)が推奨されています。

●医師が股関節の開排制限を認めた場合
→ これだけで二次検診の適応

●以下の4項目のうち、2つ以上に当てはまる場合
・大腿皮膚溝または鼡径皮膚溝の非対称(シワの左右差)
・血縁者の股関節疾患(先天性股関節脱臼など)
・女児
・骨盤位分娩(帝王切開時の肢位を含む)

●健診医の判断や、保護者の精査希望も紹介理由として考慮
→ 「心配だから一度しっかり見てほしい」も正当な理由です

★特に見逃されやすい組み合わせ
「女児」+「骨盤位分娩(帝王切開含む)」
この組み合わせは、学会基準でも二次検診の明確な適応であるにも関わらず全国的に見逃し(二次検診が行われない)が多いことが問題視されています
→ 症状がなくても、超音波による二次検診を強くお勧めします。

当院は「二次検診対応施設」です

●超音波検査(Graf法)による正確で安全な診断
二次検診を行う医療機関の多くでは、X線(レントゲン)による評価が行われます。
一方で乳児期の股関節は軟骨が多く、超音波の方が構造を直接・詳細に観察できるという利点があります。
当院では、X線を使用せず、超音波(Graf法)で評価を行っています。

当院では、
・放射線被ばくゼロで安心
・生後すぐの赤ちゃんでも安全
・股関節の成熟度を数値化して客観的に評価
・X線では見えにくい軟骨部分も明瞭に描出
・日本小児整形外科学会の推奨に沿った診断が可能

「二次検診は必要だけど、被ばくが心配…」という保護者の方にも安心して受けていただけます。
正常(typeⅠ) ごく軽度の形成不全(typeⅡa―) 脱臼(typeⅢ) 高位脱臼(typeⅣ)
正常(typeⅠ) ごく軽度の形成不全
(typeⅡa―)
脱臼(typeⅢ) 高位脱臼(typeⅣ)

なぜ“超音波検査”が重要なのか

問診や身体所見だけでは、どうしても見逃しのリスクが残ります。

・皮膚溝の左右差は、正常でもよく見られる
・開排制限は月齢や筋緊張で変動する
・軽度の不安定性は外見所見だけでは判断が難しいことがある
・骨盤位の既往は、出生後には見た目に残らない

つまり、「健診で異常なし」=「絶対に大丈夫」ではありません。
→ 超音波検査は、こうした“見逃しやすいケース”を確実に、かつ安全に拾うための唯一の方法です。

早期発見が何より大切

乳児期早期の股関節は、まだ軟骨が多く“やわらかい状態”です。
この時期であれば、股関節は成長とともに形が整いやすく、早期に見つかれば、装具治療で効率よく改善することができます。
一方で、月齢が進み股関節が“完成に近づき、固まってくる”(股関節が完成するのは7か月頃)と、関節の形を変えることが難しくなり、治療が長期化したり、場合によっては手術が必要になることもあります。
つまり、「股関節が完成する前に見つける」ことが最も大切です。

どんなときに受診すべき?

●学会基準に該当する
・開排制限あり
・4項目中2つ以上に該当
・健診医の判断
・保護者の精査希望

●特に注意すべき組み合わせ
・女児 × 骨盤位分娩(帝王切開含む)
・女児 × 血縁者の股関節疾患

●保護者が少しでも気になる場合
・おむつ替えで片側が開きにくい
・足の開きが左右で違う
・姿勢が左右どちらかに偏る など
→ 「心配だから一度見てほしい」だけでも受診して構いません。
→ 被ばくの心配がない超音波検査だからこそ、安心してチェックに来ていただけます。

当院での検査について

・対象:生後0~7か月(8か月以降は応相談)
・方法:超音波検査(Graf法)
・所要時間:数分
・痛みなし
・放射線被ばくなし
・健診での紹介、または保護者の希望で実施可能
(※保険適応の可否は状況により異なります)

少しでも気になるようであれば、遠慮なく当院でのエコー検査を受けてください!
ご予約をお待ちしております。

予約ボタン

クリニック概要

クリニック概要

〒213-0023
川崎市高津区子母口497-2 子母口クリニックモール2F
診療時間